2015-08-25 音楽 楽器ができる人に憧れます。多分、中学くらいから。ソフトボール部に所属していて真っ黒短髪だった私は、色白で女の子らしい音楽班の子達が自分とまったく正反対の華やかな時間を過ごしているように見えて、密かに憧れていました。私も何か楽器をやりたいんだけど、どうも、楽譜を見るとむずむずしてしまって駄目です。音楽は憧れくらいの距離感が適度なのかなぁ。今では勝手に音楽班の学生を近くに感じていて、楽器を持った学生を見ると、バットを持った学生と同じくらいに、“頑張れ〜!”と心の中で応援しています。
2015-08-19 雑踏 そら、見るがいい、休日でもないのに、この雑踏…人が集まるから、雑踏になるのではなく、雑踏があるから、人が集まってくるのだ。嘘じゃない、あの与太者とそっくりの髪型をした学生たち、淫蕩な役柄で売り出した女優そっくりの化粧をした貞淑な妻たち、骨ばったマネキン人形とそっくり同じ流行の衣装をつけた豚のような娘たち…ほんの束の間、空想でもいいから、誰でもない者になろうとして、雑踏の中にまぎれ込んで来ているのさ。(安部公房『他人の顔』)この部分を読んだときは渋谷にいたので、なんだかドキッとしました。そして描いた雑踏。…なんかまぬけ