夢が一つ叶う
突然ですが今日から8日間、モンゴルは南ゴビへ行ってきます。
決めたのは5月の上旬でした。学校の講義に来られたアジア一帯の岩画の研究をされている書家の先生が、「今年はモンゴル行くので、行きたい人いたら一緒に行きましょう」と呼びかけてくださり、講義に静かに感動していた私は鼻の穴を膨らませて「ぜひ!」と参加を決めたのです。
プロジェクターで先生が見せてくれた一万年前の岩画の写真を見たときは、美しく力強い線への興奮と、以前から抱いていたモンゴルへの強い憧れがガチッと一致し、うおおおお!と立ち上がりたくなるような感覚でした。
モンゴルの大草原に立つことは、私の夢の一つだったのです。
貯金はカラになったし、「そんなことしてる場合?」と睨んでくる冷静なもう1人の自分もいますが、もっと本能的で感覚的なもう1人の自分の方が言うことを聞きませんでした。
実際に岩画に触れたらどんな気持ちがするだろうか
隙間がないほどの星空ってどんな風に見えるんだろうか
モンゴルの大草原の空気はどんなにおいがするだろうか
トイレは全部外で済ますと聞いたけど、大自然で用を足すのはやっぱり爽快感があるのだろうか…
色々と膨らませた想像を、全部確かめて来ようと思います。
放蕩娘で申し訳ない。
親孝行しなくてはと思いながら…行ってきます。目に焼き付けたものすべてイラストに描き起こすつもりです。